トロイア戦争の末期、トロイの木馬に疑いを抱き、同胞に警告した神官ラオコーンは、女神アテナの怒りを買ってしまう。怒った女神は大きな海蛇二匹を放つ。海蛇は最初ラオコーンの息子二人を襲い、助けようとしたラオコーンにも巻き付く。
一瞬気を失いかけたが、息子ヘの思いが気を取り戻す。が、もはや助けることも、動くこともできない。「あの木馬に…槍を投げつけたばかりに、神々の怒りを買ってしまったのか!」ラオコーンは力つきて、二人の息子ともどもは絞め殺されてしまう。
キャッチ画像「ラオコーン」(紀元1世紀頃の作品)
ヴァチカン美術館に入ると、経路の初めにあるのが「ピオ・クラメンティーノ美術館」
古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻を集めた美術館でいきなりワープした気分に耽る。
「ベルヴェデーレのトルソ」
逞しい肉体を持つ人物が岩の上に座っている像。胴体部分のみが残っている。ミケランジェロに多大な影響を与えたという。
「ベルヴェデーレのアポロン~レオカレスの像」
*
ヴァチカン美術館「ラファエロの間」は次の記事をご覧ください
コメントを残す