ミラノの中心部、ドゥーモに隣接してる1800年代のガラス張りアーケードの「ガレリア」を北に抜けると「スカーラ広場」に出る。中央に大きなレオナルド・ダ・ヴィンチ像が見下ろしていて、台座の隅に四人の弟子が居た。
その広場の四角形の北西の辺の道路の向かいに、イタリアのオペラとバレェで名高く華麗な劇場「スカラ座」がある。歴史の重みを感じる階段を登り、広間にあるピアノと向き合う。
世界中の人々を魅了をしてきたスカラ座。創設以来、多くの偉大な才能がスカラ座にかかわり、その歴史を彩ってきた。ミラノのスカラ座のシーズンは、ミラノの守護聖人の祝日である12月7日の「サンタンブロージオ」からと決まっているそうだ。
ぼくが訪れたのは2017年12月4日。開幕を控えテレビ局の中継車が本番に備えている様子だった。
―スカラ座という劇場には、名状しがたいある魔術的な雰囲気がある。その理由としていえることは、底にはオペラが生き生きと存在し続け、栄光を放ってきたから、ということ。聴衆にとってこの劇場は、モーツァルト以来、19世紀ロマン主義の時代を経て現代に至るまで、特別な意味を持っているのだ―
プッチーニの孫娘にあたるデザイナー、マダム・ビギがそう語ったとBarCaruso氏のブログに記載されている。https://ameblo.jp/caruso2004/entry-10375674768.html
スカラ座は数々の著名なオペラの初演の舞台となった。プッチーニの代表作である蝶々夫人やトゥーランドットはスカラ座で初演された。
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