国際色が豊かな小田原ひかり

新幹線のダイアは数十年かけて変遷してきているし、どんどん進化してきたように思う。いまのようなダイアが無かったずいぶん昔は、小田原と名古屋・大阪には各駅停車の「こだま号」がメインで走っていて、とてもとてもはるか遠くに感じたものだった。

名古屋から乗ると、三河安城・豊橋・浜松・掛川・静岡・新富士・三島・熱海と停車するたびに眠くなり、なぜか小田原に近付くトンネル辺りで寝てしまい、ふと気付いた時はすでに小田原を発車していて、次の新横浜からえっちらと戻った経験が若い頃は恥ずかしながら数回あった。

ところが、いまは便利なことに、名古屋からノンストップ70分で小田原に着くという「ひかり号」が2時間毎にあるので湘南地域の住民やその親戚にはとっても重宝な存在となっている。ただ、混んでる時が多い。

下りの場合、名古屋から西には岐阜羽島・米原と各駅停車になるので、大阪や岡山に向かう方は、名古屋ですぐ後ろから来る「のぞみ号」に乗り換えると早く着くよく出来たダイアとなっている。

また、上りも下りも、米原では北陸に向かう特急しらさぎと連携しているし、同じJR東海だから相互に遅れた場合でも連携列車が待ってくれることもあると聞く。

さて、小田原停車ひかりは混んでることが多く、そして、外国人を多く見かける。箱根と京都という二大観光名所を巡る列車だからかなと以前は思っていたが、最近やっと真実を知った。外国人向けに「ジャパンレールパス」という超割安な切符があるそうだ。7日間で29,110円だから日割りだと4千円で日本中が乗り放題とは羨ましい。そしてその切符は「のぞみ号」に乗れないので必然的に「ひかり号」を選ぶというわけ。

ぼくは、土日の名古屋から午後か夕方に乗ることが多い。どの列車も外国人がいっぱい。先週はイスラムのヒジャブ(ベール)を付けた女性が隣りに乗っていたので聞いてみたら、マレーシアからジェットアジアで関空に着いたばかりで、友達3人連れで東京へ移動していた。

また夏に見かけたのは、名古屋から乗り込むラテン系旅行者のツアーで、灼熱の名古屋駅で入線する新幹線を背景に写真かビデオを構えたりでとっても賑やかだった。その風景に焦った駅員が「近づかないで」と何度も日本語で放送してたけど理解できないだから仕方ないよなぁと見ていた。

その現象のせいかどうか判らないけど、秋ごろから名古屋駅では若い駅員がカタコト英語のアナウンスをするようになっている。手短だけど、伝わってると思う。さらに、到着前の車内アナウンスも手短な英語で放送されていることに今週気付いた。JR東海はこの半年でさらなる国際化対応が進んだと感じる。

さてはて、湘南地区に住む住人にとって大阪・名古屋を便利に結ぶ小田原停車のひかりは、ほんと有難い。しかし普段でも混んでるし、連休や年末年始だとよほど早くから予約しないと普通席だけでなくグリーン車も早く満席になるからしっかり予定をたてることが必須となる。

早割とか超割とか早めに予約すると廉価になる航空運賃だけでなく、東海道新幹線も早朝列車とかこだま号対策とかお得になるチケットもたくさん用意されている。しかし、小田原ひかりは安くならない。外国人向けに破格値の大盤振る舞いしてるんだから、日本人にも優しくしてほしい。

※FANBLOGそこはか手帖「いつも混んでる小田原ひかり」(2018.1.10初稿)をリライトし、引っ越してきました。

↓ こっちはイタリアの新幹線

駅弁をためらったミラノからの新幹線

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#fav Each Otaki, Law&Order, Richard Curtis screenwriter famous for Love Actually, boarding Star Alliance, now living at Osaka-city in Japan, drawing biginner, swimming slowly, playing cherry jazz piano on leave and loving two daughters, born at Ise-city, Japanese.