マリアテレジアが愛したシェーンブルン宮殿は絢爛豪華

シェーンブルンとは「美しい泉」という意味。宮殿の名はこの地に湧き出す清らかな泉に因んでいるそうだ。17世紀末に夏の離宮として建てられたのが始まりで、18世紀女帝マリア・テレジアによって現在の姿に改築された。

「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれる黄色い壁面。宮殿は外観はバロック様式、内部はロココ様式で部屋数はなんと1400室。現在は、そのうち絢爛豪華な大広間やホール、また皇帝一家の暮らした部屋など約40室が公開されている。中でも「会議は踊る、されど進まず」の言葉で知られるウィーン会議の舞踏会の会場となった大広間「グローセ・ギャラリー」や6歳のモーツァルトが御前演奏をした「鏡の間」が有名。

宮殿の後方、シェーンブルンの丘の上に建つのがグロリエッテ。シェーンブルン宮殿はマリア・テレジアの居城であり、その娘マリー・アントワネットも15歳までこの宮殿で暮らていた。グロリエッテはフランスへ嫁いだマリー・アントワネットからの強い勧めでマリア・テレジアが建てたもの。彼女はこのグロリエッテをことのほか愛し、忙しい公務の間にも屋上テラスでコーヒーを楽しんだそうだ。

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