大阪から再び藤沢に転居したのは95年だった。ロフトに登ると江の島が見える片瀬という街の一軒家。ケーブルテレビを契約して、よくフーディーズテレビの番組を観ていた。
何故だか憶えてないのだけど、ジェイミーオリバーには親近感を感じていた。テンポが小気味好かったからか、表情が面白かったのか、あるいは吹き替えの声を気に入っていたのかもしれない。
いまWEBで調べてみたら98年BBCの番組で有名になったと載っている。
ロンドンに行くならということでジェイミーの店に寄りたいねと妻と合意し、VELTRAで探した。3店舗あったけど、ホテルから歩いて近いという理由でピカデリー店を予約した。
ほぼ予約した時間に店に入った。レセプションでバウチャーを見せたら、メニューカードを渡され、ウェイターを待つように言われた。クールな表情でレストランでの役割がきっちり別れている文化にはいつも戸惑う。
案内された席でしばらく待ってたら、超早口英語で高圧的なウェーターがオーダーを取りに来た。料理やワイン、オリジナルビールのことを聞いたけど、またまた早口でバウチャーとオーダーカードを見ろと言ってたけど、選べないってことだったのかもしれない。
しかしながら、料理はとても美味しかった。前菜のセット、人気のあるイカのフリッター、フレッシュステーキ、その付け合せもその味はすべてGOOD!
ただ、ジェイミーの食に関する寛大な気持ちやパッションは、あの店のあのテーブルのあの席からは、残念なことに感じることが出来なかった。
慣れない土地での食事は不安もあるけど、楽しみも大きい。まぁ、今回は憧れのお店に来れて良かった。次は、良いウェーターにあたるラッキーを期待している。
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