椰子の木が聳え立つジャコバン修道院

ドミニコ会最初の修道院 ジャコバン修道院

トゥールーズの中心地キャピタル広場からの小道を歩いていると、突然、飛び出すようにジャコバン修道院の鐘楼が見えてくる。

フランシスコ・ザビエルで有名なイエズス会や、長崎で25人の会員が殉職したことで有名なフランシスコ会などと同時期に誕生したカトリックの宗教団体ドミニコ会。ドミニコ会が最初に作った修道院として有名なのが、このジャコバン修道院。

長くそびえ立つその支柱と、天井のデザインが織りなす厳かな教会は人気観光スポット。すらっとそびえ立つ支柱は、「椰子の木」と表現される。柱の下の床は鏡になっているので、不思議な空間に飛び込んだような気持になります。

ドミニコ会が輩出した偉大なる会員、トマス・アクィナス。世界史の教科書にも『神学大全』の著者として出てくる人物。トマス・アクィナスは、リヨンで行われる公会議に出席するためナポリを発っていたが、1274年イタリアのフッサノヴァにあるシトー派の修道院で亡くなった。

死後1世紀が経って、トマス・アクィナスの遺体は、このトゥールーズのジャコバン修道院に運ばれ眠ることとなった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

Japanese, born at Ise-city, listening Each Otaki, watching movies #fav Love Actually and TV-series Law and Order initial, boarding Star Alliance, living at Osaka-city in Japan, drawing biginner, swimming slowly, playing cherry jazz piano on leave and loving two daughters.