巡礼者の庇護に11世紀建築されたサン・セルナン・バジリカ聖堂

中世のトゥールーズはキリスト教の重要な聖地の一つとしての役目を果たしていた。11世紀に建築されたこのサン・セルナン大聖堂は、スペインへ向かう聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼地として、多くの巡礼者たちを迎え庇護してきた。

現存するロマネスク様式で作られた聖堂としては、フランス最大の規模を誇り、横幅が150M、八角形の特徴的な鐘楼の高さは67Mもある。

外部の装飾も素晴らしいが、聖堂の中も美の国フランスらしい、計算し尽された柱の美しさ。彫刻や絵の繊細さに心を打たれる。

サン・セルナン大聖堂には、いくつか入口がありますが、その中でも最も重要とされているのが、南側の「ミエジェヴィル門」。ミエジェヴィルとは、主に南フランスで話されているオック語で「町の中心」の意味。

ミエジェヴィル門にはキリストが2体の天使に支えられて天に昇る「キリストの昇天」をテーマにした彫刻が施されています。広大な教会内部は、天井も高く、ステンドグラスから差し込む神秘的な光でより一層厳かな雰囲気に包まれます。

偶像崇拝を拒んで殉教した聖セルナンに奉献されている教会だそうです。

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