なんともいえない無表情、モディリアーニ

『若い奉公人』(1918年)

モディリアーニの絵には、どことなく不思議な感じが漂う。でも、ひと目見た瞬間、なぜか忘れられなくなるような強烈な個性を持っている。アーモンド形をした目、細長い首、無表情の顔など。

彼の作品はアフリカなどの原始美術の影響があるんだって聞きました。顔と首が長い独自の表現が特徴で、この長い首がなぜか目に焼き付いて離れないからかもしれません。

『ポール・ギヨームの肖像』(1915年)

画商のポール・ギョームはセーヌ右岸のフォブール・サン・トノレの一角に画廊を構えていた。ギョームはモディリアーニのために個展を企画することはなかったが、その絵がいずれ売れることを信じて、多数の絵を買い上げてくれもした。

モディリアーニは、この大切なパトロンのために、何枚かの肖像画を描いた。左右非対称の眼、小さな唇、長い鼻の線などが、ディリアーニらしさを感じさせる。

ギョームには鬱屈した側面もあったようで、34歳でピストル自殺した。

『赤毛』(1915年)

モディリアーニの生前は画家としての成功とは程遠い生活を送っており、その苦悩から重度のアルコール依存症に蝕まれていたそうです。そんな生活を送る中で出会った少女ジャンヌと恋に落ち、生活を共にし、結婚するに至ります。

その後、創作活動も順調であるかのように見えましたが、体調が深刻な状態となり、35歳の若さで亡くなってしまう。

モディリアーニの描く肖像画の女性は、何とも言えない物悲しげな表情で、こちらをじっと見据えています。苦悩のままに亡くなっていったモディリアーニの絶望が伝わってくるようにも感じます。

パリ、オランジュリー美術館
訪れたのは2015年4月30日

光あふれるオレンジ畑

2018-06-03

Trip here and there

 

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