ピサロ、モネ、ドガ

クロード・モネ 『日傘の女』(右向き)

カミーユ・ピサロ 「Paysage à Chaponval」Landscape at Chaponval シャポンヴァルの風景

クロード・モネ 『日傘の女』(左向き)

光が、溢れてる。白いドレスに跳ね返る他の色が、光の反射だと理解されなかった、とどこかで読んだ記憶。

クロード・モネ 『アルジャントゥイユのひなげし』

妻のカミーユと息子のジャンを描いたあたたかい作品。ひなげしの咲く丘を、二人が降りてくるところ。丘の上にも下にも二人の姿があって、時間の経過が表現されている。風の音が聞こえてくるみたい。

エドガー・ドガ 『青い踊り子たち』1893年

芝居やバレエが好きだったドガが、本格的に踊り子を描き始めたのは、30歳を過ぎた頃。気に入った踊り子をアトリエに呼びスケッチし、それらを組み合わせて一枚の作品に仕立てていたそうです。構図も独特で、その手法が注目を集め、名声を高めていった。 ところが、50代で描いた『青い踊り子たち』では、画風が驚くほど変貌。踊り子たちは、もうろうとした影のように描かれているだけで、何を踊っているのかわかりません。全ての境界が曖昧になった。 (「美の巨人たち」から)

エドガー・ドガ 『リハーサル』

ドガは、室内の人工的な照明のもとで、作品を描いた。多く残したテーマは「バレリーナ」。舞台で踊るバレリーナよりも、稽古場や控え室の自然な姿を好んで描いている。 繰り返しのテーマがいくつかあるけど、共通するのは「一瞬の動きを捉えている」ということだと云われる。ほんの一場面で、モデルの本質や、人生までを見抜くような、優れた人間観察力と描写力が素晴らしい。

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