牧志近く「小桜」は絶品の琉球料理

娘が沖縄に住み始めた8年前から、ほぼ毎年のように沖縄に行ってる。国際通りにも何回も行ったけど、なかなか奥が深くて、まだまだ見ていない所が多い。いつもは、県庁北口交差点から入って東に向かって歩いていたが、今年は泊まったホテルが東の端の安里三叉路の近くだったので、違った風景を見ることができた。

今年は羽田空港を昼前の便に乗って、機内でゆっくりとランチをいただき、ほろ酔い気分になって那覇空港に着いた。まだ三時前で、タクシーでホテルに着いてから、今夕どこで食べようかと、いろんな店を検索した。モノレールの牧志駅周辺とか安里駅周辺にいくつも候補が出てきた。たまたま、妻がいつもTVを観てる太田和彦氏と何かを組み合わせて検索したら出てきたのが「小桜」だった。

太田和彦氏の「居酒屋紀行」はかなり昔から我が家のTVでは流れていたし、めったにTVを観ないぼくも太田氏の番組は好きだった。電話で予約してから開店時間まで国際通り見物をして、途中の路地を南に入ったところに「龍宮通り」で「小桜」があった。すごく美味しくて、超満足の時間を過ごさせてもらった。

有名な国際通りは、戦後の焼け野原から目覚しい発展を遂げたことに加えて、長さがほぼ1マイルであることから、『奇跡の1マイル』とも呼ばれたらしい。その熱気とパワーをいまも感じる処だと思った。

小桜の創業は1955年、なんとぼくと同い年。創業者は先々代で、大阪の船会社の貨物船で機関長をされていたとのこと。たまたま沖縄に寄港し、親戚が営む料理屋を訪ねた時に、この店をやらないかと言われ、小桜を開業されたそうです。

1階はカウンター席だけの、割とこぢんまりとした落ち着いたスペースで、2階には座敷席があるそうです。

小桜では正統な味を継承すべく、琉球料理伝統の塩漬けした豚肉スーチカを使い続けておられるとのこと。茹でてから、塩抜きしてから使うそうです。塩抜きしたスーチカを使ったゴーヤーチャンプルー。旨みがしっかり。ポテトサラダも癖になりそうな味。一番人気は沖縄定番郷土料理のソーメンチャンプルー。ニンニクが効いていて、具は青のり。非常にシンプルで塩味も薄め、素晴らしい。

いまは三代目が中心に運営されているそうですが、兄弟がとても仲良く、家族が一体となっておられる雰囲気に感動をいただきました。先々代から受け継がれた味もよくこなれていて素晴らしく、那覇に行くときはぜひともまた寄りたいお薦めのお店です。

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#fav Each Otaki, Law&Order, Richard Curtis screenwriter famous for Love Actually, boarding Star Alliance, now living at Osaka-city in Japan, drawing biginner, swimming slowly, playing cherry jazz piano on leave and loving two daughters, born at Ise-city, Japanese.