春の甲子園、壮絶な準々決勝

四月一日の日曜日、春の甲子園に行った。雲が少しあったが、晴れていた。暑いのではないかと予測して薄着を用意してたが、想定外に風が冷たく、陽の当たらない席に座っていると寒いくらいだった。

準々決勝で四試合が予定されていた。入場した時は、第一試合の後半戦だった。内野の自由席は、八割くらい埋まっていた。

東海大相模が日本航空石川を3対1で破った。ベスト8に二校も入って健闘してきた石川勢の一角が去った。

第ニ試合は壮絶だった。智辯和歌山に対するは長崎の創成館。応援合戦もハイレベル。創成館は多彩な曲を持つブラスバンドが見事。そして地元の智辯は二千人近い声の迫力が凄い。

試合は創成館が先行し、7回表で9対6と3点差リード。しかし観ていて、どちらが勝つか、最後まで判らんなぁと感じてた。そして9回裏。2点差まで迫ってきた智辯が同点に追いつく。

延長戦に入った。ぼくは第四試合を応援しに行ったのでが、いつ終わるんやろかと不安になってきた。10回表、創成館が1点を取った。案外決まるかなと思った10回裏に、智辯がなんと2点をもぎ取ってサヨナラ勝ち。甲子園が揺れた。凄い試合に観客の息も弾んだ。

第三試合は地元の大阪桐蔭と花巻東。一回表、花巻は連打で攻めた。その時、二塁走者が捕手牽制に刺された。流れが変わってしまうのかと危惧したが、三番もヒットして引き寄せた。桐蔭の先発投手はまだ不安定だった。満塁まで攻めたが無得点に終わった。

一回裏の桐蔭は4点。二回裏は5点。試合は決まってしまったように感じた。圧倒的なパワーだった。得点差が開き戦意を喪失したのだろうか、勢いの差がどんどん開いていった。

そして第四試合は、三重高校と石川の星稜高校。またまた凄い試合となった。まず三重が先行し、星稜が追った。7回表で9対5、4点差あった。しかし、第ニ試合に似た様相を示していた。

星稜は7回裏に1点、そして8回裏に3点を取りなんと同点に追いついた。甲子園が再び大きく揺れた。凄いパワーが広い球場を駆け巡った。八回終わって、9対9の同点。

実はぼく、三重高校を応援しに来ていた。神奈川に帰る新幹線の時刻が気になってきた。そして9回表、時計は19時を回っていた。三重の先頭打者は一番の梶田君だった。今日何度も打っていてとても確率が高いだろうと信じた。そして期待通り、塁に出た。

二番もヒットした。このチームは強いなぁと思った。そして三番が打って、得点が入った。勝つ勢いを感じた。さらに追加点が入って、勝ったと思った。

最終の新幹線に繋がる阪神電車の時間が迫ってきたので、残念ながら途中で席を立った。電車に乗っている時に、試合が終わった。帰りの新幹線で祝杯をあげた。

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#fav Each Otaki, Law&Order, Richard Curtis screenwriter famous for Love Actually, boarding Star Alliance, now living at Osaka-city in Japan, drawing biginner, swimming slowly, playing cherry jazz piano on leave and loving two daughters, born at Ise-city, Japanese.