とても趣のある苔の石段が鎌倉にあると聞き、いつか行きたいと思っていて、やっとこの五月連休に江ノ電に乗った。昼過ぎに江ノ電の鎌倉駅に着いたのだが、折り返しの電車に乗ろうとする乗客で狭いホームは人で溢れかえっていた。
地図を見て、だいたいの位置は頭に入っていた。JR鎌倉駅の東口を出てから大きな通りを東に渡たり、鎌倉野菜の市場を横に見ながら南下し、次の交差点を左折した。迷うといけないので、前回イタリアでお世話になったグーグルマップの検索ボタンを押した。そのスマホを胸のポケットに入れ、道なりに歩き川を渡った。
大町四つ角を左折して東に向かうと、ツツジが咲き誇っている安養院の前を通る。多く参拝されている方が居られたので、正面にある説明掲示板を拝見して、目的地に向かった。
妙法寺は、新緑に映えて、とても綺麗だった。
そして、苔の階段は、趣があり、素晴らしい。
以前、どこで、その知識を得たのか思い出せないのだけど、千葉から出てきた日蓮上人が、鎌倉幕府を批判したことで迫害を受けたが、その後にあった蒙古襲来で指摘が正しかったことを再認識されたという有名な場所であったことを知り、とても嬉しく感じた。
さらに、裏山を登っていくと、後醍醐天皇の息子で非業の死を遂げた大塔宮の墓が在った。NHK大河ドラマ足利尊氏で観たいくつものシーンは、物忘れの激しいぼくにしては珍しく、はっきり記憶に残っている。
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