
6月11日は朝から雨だった。午後には上がるかもという予報を信じて昼まで過ごした。朝9時、10時、11時の入場は毎日満員だったので初回から12時を予約した。初めて行った5月16日は12時の入場者で溢れていたが、20くらいあるゲートの手荷物検査はそれほど長いと感じなかった。二回目は5月23日だった。一週間で万博の人気は急上昇した様子で、12時に入場する人はいきなり五割り増しになったようで、ゲートを潜るのに時間を要した。

そして三回目の6月11日は12時のチケットだったが、雨が上がりそうな気配を感じた2時過ぎに家を出て向かった。ゲートに着いたのは3時だったがほとんど並んでいなかった。娘たちからNo天気と揶揄われているぼくの面目躍如で、入場したときほくそ笑んだ。

それでも会場は人で溢れていた。中学校や小学校の団体が多く、白いビニールの雨合羽を羽織った生徒が歩いていた。ぼくは万博アプリで調べていたナショナルデーの会場の下見に向かった。開演は4時半からだが、既に多くの人が並んでいて、受付で聞くと早く開場する可能性が高いとの情報を信じ待った。

コソボ共和国のナショナルデーは素晴らしかった。女性の大統領のスピーチに感銘した。式典の後の弦楽四重奏とソプラノ歌手の演奏にもその迫力と魅力に引き込まれた。いい催しに参加できた喜びを噛み締めながら夜まで過ごした。







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