正月恒例、遊行寺の上り坂

昨年の2月末に、藤沢に戻った。40年前と23年前と今回で三度目となる。少し荒いが10年刻みで転居してきた。最初は本鵠沼、その後に善行団地、前回は片瀬に長かった。そして今回は藤沢駅の北口に居る。近くに遊行寺がある。

こちらの正月はなんといっても箱根駅伝だ。元旦2日、近くの国道一号線に往路観戦に出かけた。少し早めに出て、撮影ポイントを探した。遊行寺の境内の横にある崖から我が家が見えた。藤沢駅の北口にマンションが乱立している風景だった。

写真を撮るポイント探しはほんと悩ましい。なにしろ応援が多いから、人垣の隙間は期待薄。今回、往路は遊行寺より下の藤沢橋を選んだ。坂を駆け下りてくる選手を反対側で撮った。

往路の藤沢は3区。10時過ぎに戸塚中継所でタスキを受けたランナーが遊行寺の坂を下り、藤沢橋の交差点を横切るのは10時半頃になる。溢れんばかりの観客。

そして元旦3日は復路。遊行寺の登り坂は8区の難所と云われ有名。歩いてみただけでも大変な坂を駆け上っていく選手を尊敬する。

朝早めに行ったが、予想以上の観客だった。坂を上って場所を探すも難しい。ふと反対側を見るとTVの中継台があった。その台の後ろに住宅用の未整備地があった。そこでしばらく待った。混んできたがなんとか確保して撮った。

トップを走ってきた青山学院の下田君に「裕太!」って女性の声が響く。何人もの小母さんがいるから親戚だけではなさそうだ。その後の選手にも声がかかる。みんな、とても、詳しい。

上の絵は歌川広重の藤沢宿、東海道五十三次の六番目の宿場。浮世絵の背景には清浄光寺(遊行寺)が描かれている。手前の大鋸橋の南東に江島神社の一の鳥居がある。ここから絵の手前右手へ約1里の距離で江ノ島に通じていた。

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#fav Each Otaki, Law&Order, Richard Curtis screenwriter famous for Love Actually, boarding Star Alliance, now living at Osaka-city in Japan, drawing biginner, swimming slowly, playing cherry jazz piano on leave and loving two daughters, born at Ise-city, Japanese.